診断書~産業医判断~休職

病院に行って、全く知らない人にすべての内容はやはり伝えられませんでしたが、とにかく会社に行くことを考えると辛すぎるということ、特に上司の顔も今はみないと思わないと告げました。40分ぐらいでしょうか、先生もどういう会社?職種?兄弟構成は?等々さまざまな質問とともに話が進みました。

最後に先生が、「○○さんのは、心因性のうつではないので、我々のような心療内科精神科医が得意とする薬物療法やカウンセリングはあまり役に立たないんですよ。」「簡単な例でいうと、今の○○さんの状態は、実子が突然死して、それが受け入れられなくてうつ症状がでているといった具合です。」「心因性のうつは、原因がはっきりしないのです。」「○○さんの場合、原因は、明確で、上司のパワハラです。ただ、それによりうつの症状が発生しています。○○さんは、どうしたいですか?しばらく休養を取ってみますか?そのおつもりであれば、診断書を書きます。」とのことでした。私は、その時は恥ずかしいと思いましたが、恥を忍んで先生に「書いてもらえませんか。会社に行けません。」と泣きながら頼みました。初めての心療内科でそんな診断書が書いてもらえる話になるとは思いもよりませんでしたが(もらえなければ、辞めるつもりでした)、約2か月間休養をようするという診断書を書いてもらいました。

会社に診断書を提出すること、また人事と話をしないといけないことは分かっていましたが、どうしても会社に行きたくなくて、またお休みをしました。

上司・同僚にそのメールを送ると共に、人事に別メールを送りました。すぐに電話で話がしたいと連絡を頂き、状況の説明をしました。会社の休職制度では(各社異なるので自身の会社の制度については、ご確認の必要があります。)、産業医の判断も必要になるとのことで、産業医のアポも同時にお願いしました。人事からは、無理して会社に来なくていいと言われました。言われなくても行ける状況ではなかったのですが・・・。

 

アポを取り、産業医のカウンセリングが始まりました。

最初は、主治医の診断が正しいかをどうかを探っているようなところがありましたが、もう堂々としたものです。自分の思いのたけを産業医に話をしました。その上で、産業医から「そんな人を雇い続けているその会社に問題がある」とか「それは逃げたくなる」とか。「労基にいうとか訴えるとか、転職するつもりなら休職期間を延長してでも在職中に賢く行うべきだ」というアドバイスまで最後は頂戴しました。非常に心が軽くなりました。先生がたまたま同じ年ぐらいで奥様も働いていらっしゃって、どうやら奥様と何かが被ったような感じでした。

産業医の見解書は、直接人事に渡されるので、内容は分かりません。

ただ、この見解書は、非常に重要なので、産業医にもかかる必要があると言われた方は、何が問題であるかをしっかりと伝えてください。泣きます。感情がたくさん湧き出ます。でも、そこは踏ん張りどころです。医師という第三者を通して冷静にあなたの気持ちを代弁してくれる人になります。(終わった後ですが、主治医にも似たようなことを言われました。「ちゃんと全部言った?」と)

人事経由で休職の許可がでました。出社できない状況を加味して、直属の上司またそのうえの上司には人事から報告されました。

休職願いは郵送ベースで行いました。また、引き継ぎは、できる範囲で作成し、メールベースで送付しました。

(この当たり、症状によって、会社によって、いろんなケースがあるようなので、参考まで)